2017年10月27日金曜日

『Wolfenstein:The New Order』①Run and Gun(簡易レビュー+宣伝)

どうも灰犬っす。
本日2017年10月27日はBethesda販売の『WolfensteinⅡ:The New Colossus』のリリース日ということでその前々作にあたる『Wolfenstein:The New Order』の宣伝をやっちゃうからね!!どうせオータムセールで割引来るしね!!


『Wolfenstein』はid softwareによって開発されたFPSシリーズで、1993年の『Wolfenstein 3D』は『DOOM』と共にFPSというジャンルを確立させたタイトルと言われている。id softwareは『Wolfenstein 3D』の技術を発展させて『DOOM』を作り上げた。

『Wolfenstein』シリーズは所謂「オールドスクール」なFPSで、敵をガンガン倒しながら前に進んで行くシングル専門のスタイルだ。HPの自動回復などは無く、回復アイテムの管理なども肝要だ。

『DOOM』は「火星が地獄と繋がったからデーモン湧きまくってやべぇ!!殺しつくさなきゃ(使命感)」みたいな単純明快かつあるのかないのか良く分からないようなストーリーだったのに対し、『Wolfenstein』シリーズ、特に今回紹介する『The New Order』はストーリーらしいストーリーが一応ある。

トレーラー見てもらった方が分かりやすいか。

そう、今回の敵はあのナチスだ。
そして舞台は「WW2にナチスが勝利し、ナチスに支配されてしまった1960年代のヨーロッパ」だ。

物語の始まりは1946年に遡る。本当であれば既に終わっているはずの第二次世界大戦はヨーロッパでより一層激しくなっていた。そして本当であれば優勢であった連合軍はナチスのヴィルヘルム・ストラッセ親衛隊大将、通称「デスヘッド」が開発した謎の高度技術により兵器によって窮地に立たされていた。そしてデスヘッドに対し連合軍は戦力をかき集めて最後の急襲作戦を行う。主人公、ウィリアム・ジョセフ "B.J." ブラスコビッチはデスヘッド基地内への侵入には成功するが、デスヘッドの罠に嵌り、窮地に立たされてしまう。何とか脱出には成功するが、その時負った傷が原因で14年間植物人間状態になってしまう。そして1960年のポーランドの精神病院で彼は目覚める。彼を待っていたのはナチスが支配する地獄の様な「新秩序」であった。愛する人を守るため、己の戦友を救うため、そしてデスヘッドに復讐するために彼は再び銃を手に取る。彼の壮絶な戦いが幕を上げる。

という風に仰々しく書いたんですが「とりあえずナチスを挽肉にしていったらOK!!」みたいな感じ。あんまり変わんねえじゃねーか!!

『Wolfenstein:The New Order』の特筆すべき点はやはり、「撃っていて楽しい」点であろう。銃声、反動、ヘッドショットや爆発系の武器で敵の頭や体が弾け飛ぶ描写、撃っている時の快感は半端ではない。しかも両手持ちが可能だ。両手にショットガンを持ち、敵をなぎ倒していくのも、リーンを活用して1人1人丁寧に頭を吹き飛ばしていくのも自由だ。

通常の火器だけでなく、設置型の機関銃を引っぺがして撃ちまくることも可能。こいつもめちゃくちゃ気持ちがいい。

勿論狙撃系の武器もある。

正面から敵をなぎ倒していくランボープレイだけではなく、通常のナイフや投げナイフ、サイレンサー付きピストルを活用したステルスプレイも可能だ。背後からのテイクダウンは「グローリーキル」のようにテンポが良く、様々なモーションが用意されている。


投げナイフはどこに当たっても一撃で殺せる。正直1週目はステルスプレイが面倒でいらない要素だと思っていたのだが、2周目Very Hardプレイではステルスプレイが活躍した。また投げナイフが刺さった時の「サクッ」という音や、サイレンサー付きピストルでヘッドショットを決めて敵が「ドサッ」と倒れるのは中々病みつきになる。

敵はナチス兵だけではない。ナチスの超兵器で作り上げたロボットや改造人間なども登場する。こういうレトロフューチャーな感じもたまらない。

舞台も豊富だ。ベルリン、ロンドン、下水道、ジブラルタル、ナチスの月面基地まで登場する。ナチスが月面に潜んでいる説みたいなのあったよね。

主人公ブラスコビッチが一番の超兵器なのではってぐらいタフだ。とにかくタフだ。胴体にナイフを突き立てられ、焼却炉に突っ込まれたりしても平然と動いていたりする。ブラスコビッチはよく喋るし、独白なども多い。ドゥームガイより感情表現が豊かだ(あっちはあっちで身振り手振りで十分伝わってくるが)。そして敵の総大将「デスヘッド」は小柄な老人で、非常に残忍だ。全く同情の余地がない。真っ当で最低の悪役だ。あと日本語版では吹替の声が当てられていて、演技も上手い。『Wolfenstein:The New Order』のキャラクターは魅力的だ。

しかし残念な点もいくつかある。1つは一部の敵が硬すぎてテンポが悪いことと、撃ち合いがしたいと思って『Wolfenstein:The New Order』を起動しても大雑把なChapterごとにしかプレイできず、操作するタイプのストーリーパートが飛ばせなかったりして、リプレイ性が低く感じるという点だ。とりあえずなぎ倒していくモードが欲しかった。しかしこの2点は続編の『Wolfenstein:The Old Blood』では改善されている。

『Wolfenstein:The New Order』がセール時で1000円ちょいとめちゃくちゃ安いが、最高の体験を提供してくれる。灰犬はトロコンまでプレイし尽くしたよ。

殺せ。ナチスを殺せ。

トリガーを引く快感をこのゲームは教えてくれる。

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