2021年5月6日木曜日

PC関連のお話:ジャンクMacBook Pro(mid2012)を修理した話(林檎が光るよ!)

どうも灰犬です。

ついにMacデビューしました。

前々から単純にMac OSに触ってみたかったのと、持ち運べるような軽いPCが欲しいということでヤフオクでいい感じのMacBookが落ちてないか結構徘徊してました。

MacBookって中々値崩れしないんですね… 2DuoくらいのMacBookでも普通に1万円くらいします。最初は軽さ優先でMacBook Airを探していたんですが、Airはメモリがオンボードのものが多い(というか殆ど?)のでRAMメモリ不良品や通電しないものは修理できそうにないし、RAMメモリが4GBのものは増設できなさそうだし、RAMメモリ8GB積んでいる動作品買うくらいなら新品買った方がいいなという気持ちになるので、ここはMacBook Proにターゲットを絞りました。

MacBook ProもRetinaディスプレイ搭載モデルからはRAMメモリがオンボードなのでスロットがついているモデルで古すぎないものを…ということでヤフオクを徘徊していたら、面白いものを見つけました。

ヤフオクに出店している「エコマケ」さんで発見したのですが、PCに関してはMac専門で取り扱っているらしく、掘り出し物が多い割りにライバルがかなり少ない印象だったので、良かったです。

そして肝心な見つけた面白いMacというのが

MacBook Pro(mid 2012)のCore i5-2520M搭載モデルで

に加えて、

バッテリー充電回数50回

ACアダプタ(Magsafe)付き

で12,100円スタートのものでした。

OSが起動するものはジャンクとは言わん(千鳥ノブ)

という感じでスタート値で落札できました。個人的にはACアダプタついているのが一番大きかったです。安くてボロいやつ買うとACアダプタで結局高くつくみたいなことが多いです。キー不良はどうせ何かの接触不良だし掃除したら治るか、最悪キーボード交換でいいやヘラヘラ的に思ってました。

そして到着したのですが…



ものすごい高級感でテンション爆上がり。今まで触ってきたPCがおもちゃかな?ってくらいの圧倒的高級感でした。本体に傷アリということでしたが、目がついてない灰犬には新品にしか見えませんでした。


とりあえずジャンク理由であるキーについてチェック。7からMまで効きません。水没とかだったらやだなーと思いつつ分解。


キートップを取って清掃。が、改善しませんでした。


裏蓋パッカーン。結構きれいに収まってますね。


とりあえずキーボードのフレキの端子を無水エタノールでフキフキ。これで治ってくれることを期待。


☆大勝利☆

やっぱりキーボード用のフレキが汚れて接触不良を起こしていたみたいですね。
キーボード交換すると高くつくようなのでよかったよかった。


とりあえずCrucial製SSDに換装。


現行Macbookでは光らない(らしい)ですが、こいつは古いので林檎が光ります。これでスタバでも自慢できますね。重いので誰も持ち歩かない。


ゴニョゴニョして無理やりBig Surを導入

実家に持って帰って自慢したところ、妹から「Mac欲しい!!」とせがまれた結果、ホイホイ明け渡してしまいました。お前第8世代Core i7搭載Surface持ってるし絶対要らないやろ。でも妹超かわいいのであげちゃいました。

R4.3.22 追記
途中まで記事を書いていたにもかかわらず下書きに突っ込んで放置していたため、補完して公開しました。ちなみに、現在こいつは「重すぎる」との理由で全然使われていないそうです。おい。

2021年5月5日水曜日

PC関連のお話:令和に爆誕したSandy Bridge-Eおじさんは高性能サブ機(物理炎上経験済み)の夢を見るか?

どうも灰犬です。
今回はヤフオクでかなり闇の深いパソコンを落札してしまったので紹介したいと思います。

時は遡ること4月上旬、PC弄りしたい欲が高まってしまった灰犬はいい感じの面白いPCがないかな~と連日ヤフオクを徘徊していました。

そこで見つけてしまったのは

Endeavor Pro7500

Endeavor Pro7500は2011年末に発表されたEPSON製のBTOパソコンで、当時は最低20万からスタートというヤバい代物。今回発見したものはSandy Bridge-EシリーズのCore i7-3930kというCPUを搭載していました。Core i7-3930kはベンチマークサイトPassMark Softwareでのスコアは驚異の8168と、メイン機のCore i7-7700(8617)に並ぶという恐ろしい代物です。まあPassMarkでのスコアはあくまで目安なので、CPUによって得意不得意はありますが、とにかく面白そうなCPUです。

少しだけ気になったのは
「ストレージマウンター周辺に焦げたような跡がある」という説明でした。ストレージが発火するという状況がいまいち想像できなかったので高熱になって溶けたか何かで、そんなに問題はないだろうと軽く流してしまいました。何でこの時点でちょっとはおかしいと思わなかったんでしょうかね、馬鹿なんでしょうかね。まあ、とにかく大変なことになってました。

で、到着しました。落札金額は7,800円でした。

1. 現状確認

で、無茶苦茶デカい…
重量感があってよく冷えそうなアルミ製ケース、期待が高まります。


X79チップセットを積んだマザーとご対面。メーカー製らしく派手な装飾なんかはないですが、見た目は結構きれい。これは当たりか?とウキウキ。RAMメモリも8GB分きっちり刺さっています。

で、問題の焦げ部分は…

これ、ガチで火が出たやつですわ。

とにかく、滅茶苦茶焦げ臭い。前面パネルから伸びているケーブルはほぼ炭化。一見綺麗な感じのケースも前面パネル内側は真っ黒。これはPC動画アップロードしてるYoutuberが喜んでネタにしそうなPCを引き当ててしまいました。

次は電源をチェック。

これ、家が燃えるやつや。

PC弄りを初めて日が浅い私でも直感的に分かりました。これをコンセントに刺してはいけないと。もうホコリが大変なことになっているんですよね。しかしこれは何と1000W電源、あきらめ切れず分解してホコリを飛ばせないかと開けてみましたが、中はですね、


こんな感じになってました。写真を撮る勇気はありませんでした。翌日が自治体の不燃ごみの回収日だったので捨てて、玄人志向の650W電源を注文しました。ジャンク電源は危険ですよ。

2.  動作確認


玄人志向の650W電源です。密林で5,200円でした。メイン機を組んだ時は「電源はいいものを」という先人のアドバイスに従い、Corsairのお高い電源を買いましたが、玄人志向の電源安くて安定だよという声を聴き、サブ機ならええかとクロシコデビュー。ふつーな感じです。


炭化していた前面パネル用のスイッチも新調。


内蔵グラフィックを搭載していないので動作確認にはQuadro M2000を使用。こいつもジャンク生まれで、ハードオフで880円でした。勿論メイン機で動作確認済みです。補助電源不必要で音も静かな割に結構パワーあります。


PC蛮族のベンチ環境。ちゃんとしたベンチ台買うか迷ってます。そして緊張の瞬間…


無事起動、一番楽しい瞬間です。いや、起動するのは知ってたんですけどね。

3. 清掃タイム

そして始まる清掃タイム。無水エタノールや掃除用シートでケースをひたすら綺麗に…


前面パネルにはOwltech製のカードリーダーもついてました。こいつのケーブルは損傷が少なそうなので、拭きまくる。

ベランダに出してエアダスターでひたすらホコリを飛ばしていきます。


i7-3930kとご対面。ふりかけの袋ぐらい大きくて驚きました。X79チップセットのLGA2011ソケットはXeonなんかも載るらしいです。そしてお隣の中国の深圳では型落ちXeonで多数のコアを積んだ高性能機を組むのが流行っているらしくて、このX79チップセットは大人気らしい。そのせいで中古ではなく新品のマザーなんかも売り出されているそう。ハイエンド機やサーバー用途を感じさせる巨大なソケットにワクワクするのは、よく分かります。

4. 組み込み編


パーツ類をケースに戻していきます。至極当然な話ですが、大きいケースはめちゃくちゃ配線が楽です。メイン機はENERMAXの安物ケース(大人気のFulmo Q)なので、ちょっと窮屈で配線が大変でした。メイン機にもいいケースを買い与えてやろうかと本気で考えました。USB3.0ポートのケーブルは炭化していたので前面パネルごと取りました。ケーブルが手に入ったら復活させようと思います。


ストレージですが、HIDISC製の2.5inchのSSDを使いました。そしてこのケース、当然のように2.5inchベイがないです。浮いてます。真面目なPCおじさんが見ると卒倒すると思います。今のところ真面目に使ってないのでしばらくこのままで、3.5inchベイを2.5inchに変換するやつが手に入ればきちんと固定してあげようと思います。


OSのインストールが終わったのでタスクマネージャーを確認。6コア12スレッドが眩しいです。


Cinebench R23でテスト。思ったよりスコアが伸びてませんが、恐らくRAMメモリに余裕がないのが原因と予想。OCしたら結構伸びてくれそうですが、発熱が大変なことになりそうなので環境を整えてからやりたいですね。

ゲームも入れてみましたが、今話題の『Apex Legends』はフルHDだと最低設定でも安定して60FPS出せませんでした。多分『Minecraft』や『World of Tanks』ぐらいまでなら快適に遊べそうですが、競技系のFPSになるとちょっと厳しそうです。

4. あなたは何をするためにこのPCを買ったんですか。

PCは多ければ多いほどいいです。