2022年3月29日火曜日

PC関連のお話:水没VAIOをニコイチで修理(ニコイチする必要があったかどうかは分からない)

どうも灰犬です。
今日は…


水をぶっかけて壊れてしまったSony製VAIO Pro PG(第8世代Core i7、RAM16GB搭載)を修理していきたいと思います(隣の明らかに古そうなVALUESTARはそのうちネタにします)。

このPCは元々私のものではありませんでしたが、何とかして使えるようにしてくれ!と依頼があって修理することになりました。大学生協で購入したものでしたが、修理するとなると10万は下らないと言われたそうです。まあ中の基盤全交換だから妥当。

キーボード周辺に水をぶっかけてしまったとのことなので、液晶回りは生きていそうなのと、外装は綺麗です。画面割れしたものに液晶を移植してニコイチするのが安いかなぁ…と思いましたが、ヤフオクに全然流通していません。このVAIO Pro PGとかいう機種、元々法人向けのラインナップということもあってそもそも流通量が少ない上に、比較的新しい第7,第8世代Coreに相当するということもあって、リース落ちのものが出回るには早い、ということもあり、ドナーを探すのに苦労しました。


そして、ようやく見つけたのが、Core i5-7200UとRAM8GBを搭載し、ヒンジとLAN端子部分に破損があり、お値段なんと23,000円というもの。これ普通にめちゃくちゃ安くないですか?


当然普通に起動します。低電圧モバイル用CPUですが普通に使えるレベルですし、RAM8GBあるのでブラウジングなどには全く支障はありません。あと物理的にめちゃくちゃ軽い(1.06kg)!普通に欲しい。


ヒンジ破損部分のチェック。落としたか何かして曲がったみたいです。


LAN部分の破損。外装パーツが取れたみたいです。十分移植できそうです。


外装が結構汚いです。多分出張とかで結構酷使されてきたPCなのかなって思います。中古・ジャンクPCはその前の持ち主がどのような使い方をしていたのかな?とか想像すると結構面白いです。


と、いうわけでまずは水没側のPCを分解していきます。裏のネジをすべて外すと、キーボード側がぱっかり外れます。基盤とはフレキで繋がっているので無理やり引っ張らないようにしましょう。見た感じでは結構きれいです。


ネジを外していくだけで簡単に基盤を取り外すことが出来ました。モバイルノートって分解がめちゃくちゃ難しい(特にMicrosoft製Surfaceシリーズとか難しいと聞きます)イメージがあって、結構身構えていましたが、このシリーズは簡単に分解できました。そして基盤を裏返してみたのですが、ばっちり水没痕が…


特に、電源ケーブル周辺の腐食がひどく、これはもう手の施しようがない雰囲気。万一動いたとしてもそのうち腐食が進んで壊れそうです。


無水エタノールでフキフキ…したのですがやはり通電せず。水没側の基盤は死亡で確定ですね。


ドナーから基盤を摘出。


破損のあったLAN端子部分も、ペンチで取り外して移植。


電源端子部分も水を被っていたようなので移植。

基盤を設置して無事に起動しました。液晶はやはり無事だった模様。

その後ホコリを飛ばしながら組み上げて、電源を入れて半日ほど放置。電源が落ちたりすることもなく、スリープからも無事復帰できることを確認しました。

正直23,000円で購入したものをそのまま引き渡した方がよかった気はしますが

一応元の持ち主の元に戻った後も電源や排熱の異常がないか定期的にメンテナンスする予定ですが無事に修理完了しました。使用感のある中古品を綺麗な外装に付け替えるという単純なものでしたが、初めてモバイルノートを触ったので面白かったです。というか、モバイルノート欲しくなりました。軽いのは大正義です。機会があればSurfaceのニコイチ等にも挑戦してみたいです。

それでは。

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