2017年12月28日木曜日

『Day of Infamy』①戦場では兵士の命などクソ以下である+流れとか色々紹介

ども灰犬っす。前の投稿からかなり空いちゃったね…
11月後半忙しかったから許してほしい…

ゲーム自体は終わってるのに記事が途中で止まってたりするの多いからきちんと消化しないといけないな〜と思いつつまた新しいゲームに手を出してしまった。、

『Day of Infamy』


『Day of Infamy』はリアル志向の名作FPS『Insurgency』のWW2MODをスタンドアローン化したもので、現在主流なFPSとは異質なかなりリアル志向?でハードコア?なFPS。

まず、クロスヘアが存在しないのできちんと構えないと真っ直ぐ飛んでくれないし、走ったまま構えたり撃ったり装填したり出来ないし、ほぼ1,2発で死ぬし、残弾数が表示されないし、跳弾が凄いので隠れていて突然の死があるし、空爆で理不尽に死んだりするし、何より敵も味方もアイコンも何も出ないので装備から自分で判断しないといけない。だから誤射が無茶苦茶多い。

ここまで聞いたら何かやりたくなくなりそうだけど、滅茶苦茶面白い。

スキルやキルストリークも無いので、純粋な撃ち合いが楽しめる。ぴょんぴょんしなくていい。位置取りや味方との連携、そして突撃する時は突撃する潔さが無茶苦茶大事。大味な派手なエフェクトはないけど、MG42の音やジェリコのラッパ、跳弾の表現、爆撃で舞い上がる黒い土、他ゲームでは味わえない迫力がある。自分が『プライベート・ライアン』の一兵士のような気分が味わえるのだ。勿論、クソのように死ぬモブ兵士の役だがね。しかし、爆撃をかいくぐり、味方の肉片が降ってくる中、小銃を片手に、スモークを焚いて突撃するなんていう経験なんて中々味わえない。『Day of Infamy』はシンプルなシステムの中に戦場のクソさをこれでもかという程詰め込んだ一兵士シミュレーター系FPSなのである。さあ、君もクソのような戦場でクソのように死んでいこうじゃないか。

という概説はここまでにしてここからは内容に突っ込んだ話をする。このゲーム、日本語の情報が少なすぎる上に本家Wikiもあまり機能していないのでマップや立ち回りは割と習うより慣れろ的なところがある(ってか若干過疎ってる)。

だから何回かに分けて基本のシステムやゲームモード、マップの紹介をしたいと思う。勿論、私は上級者でも何もないのでそこは注意。それくらい情報が少なすぎる。

まずこのゲーム、マルチ対戦とCo-opの2つのモードが存在している。マルチは純粋な対人戦、Co-opは仲間のプレイヤーと協力して大量のbotと戦うという具合である。最初はCo-opを推奨する。いきなりマルチに放り込まれても流れも何も分からず死にまくることが予想される。まずはCo-opでシステムとマップに慣れよう。しかしCo-opだからと侮るなかれ。AIだって滅茶苦茶優秀である。煙幕焚いて突撃とか普通に使ってくる。ってかCo-opでも十分楽しい。


Co-opの一部を除き、このゲームは基本的に陣取り合戦である。中立拠点を取り合ったり、一方が攻めまくり一方が守るのように多少の差はあるけども、基本的に陣取り合戦である。だからCapやCap切りがすごく大切だし、初心者でもCapやCap切りに貢献していたら勝利には貢献している(と思う)

そしてこのゲームはBFのような兵科式であり、枠制限があるのでどの兵科を選ぶかがかなり重要になってくる。重要な兵科を選択することは大きな責任が伴うのだ。例外として小銃兵(Rifleman)だけは枠制限がない。


兵科と役目をざっと説明する。

①士官(Officer)
基本的に1,2人しか選択出来ない最重要兵科。通信兵(Radioman)と連携することで指定した地点に爆撃機や急降下爆撃機による爆撃、機銃掃射、煙幕投下、支援物資の投下などを行える。基本的には主戦場から一歩下がって戦場全体を把握しつつ、敵の攻撃を掻い潜って執拗に爆撃を行うことが求められる。勝敗に大きく影響する最重要兵科の1つなので、初心者は絶対に選択してはいけない。きちんと練習してからにしよう。

②通信兵(Radioman)
士官が大切ならこいつも最重要兵科の1つに決まってるよね。士官は通信兵がいないと爆撃を行えないので基本的に士官に同行することになる。プレイ中もたまに通信兵がいなくて爆撃が行えない士官がずっと通信兵を呼んでいたりする。逆に言えば士官の近所に居さえすれば良いので初心者でも出来るよ。

③小銃兵(Rifleman)
人数制限のない戦場の駒となる基本的な兵科。基本的には突撃する役。武器はボルトアクション式小銃。米軍ならスプリングフィールドM1908、英軍ならエンフィールドNo.6、独軍ならKar98となるが、米軍だけ半自動小銃であるM1ガーランドも使える。ボルトアクション式小銃は精度と射程、威力に優れるが、連射が出来ないので接近戦では外せば即、死に繋がる。しかし当てれば即殺できるので上手く立ち回れば全距離に対応できる汎用的な装備である。また共通でライフルグレネードを装備出来る。ライフルグレネードは山なりで飛んでいく擲弾で、威力も高い。また遮蔽物に隠れて撃ち込む事が可能なので、汎用性も高い。窓の中に撃ち込むのはかなり困難だが、壁が崩れている建物などは撃ち込み易いので中に隠れている敵を攻撃したりも出来る。しかし、味方の後ろから撃ち込む時などは思ったより手前に落ちてTKしてしまう時もある。また窓から撃ち込む時などは、窓枠に当たって自爆したりする危険があるので注意。撃つ時の姿勢と弾道にクセがあるので、よく練習しよう。M1ガーランドはなんと連射出来るので正直かなり扱いやすいが、装填時にあの特徴的な音が鳴る。近距離の撃ち合いでは相手に隙を知らせてしまうので注意。

③突撃兵(Assault)
突撃兵、主にサブマシンガンを装備している。米軍ならM3グリースガンとM1A1トンプソン、英軍ならステンガンとオーウェン、また一部のマップでM1A1トンプソン、そしてショットガンであるイサカM37が使える。独軍はMP40とM1932が選択出来る。サブマシンガンを装備しているので、接近戦ではかなり強い。建物に突っ込む時とかに強い。また、タップ撃ちすればそこそこの距離でも当たるので射程もまあまあある。しかし窓から顔を出す敵なんかにはまず当たらない。だからこの兵科を選択する時はもともと交戦距離の近い市街地マップなどをお勧めする。状況に応じて小銃と使い分けるといい。サブマシンガンの中にも大きく2つのグループがある。M3グリースガン、ステンガン、MP40は発射レートが低く、撃っている時もリコイル制御がし易く、扱い易い。トンプソンとM1932は発射レートが高く、接近戦ではかなり強い。イサカM37はサプライ枠を圧迫しない割に接近戦では当てさえすれば一撃だし、遠距離でも現実のショットガンのように弾がある程度まとまって飛んでいくので結構効果的である。

④支援(Support)
大型の自動小銃や軽機関銃で味方をサポートするのがこの兵科の役目だが、現代のアサルトライフルのような武器もあるのでいざとなれば突撃も出来る汎用性の高い兵科。米軍ならBAR、英軍ならブレン軽機関銃とルイス軽機関銃、独軍ならMG34とFG42、Stg44が使える。BARは非常に汎用性が高く、アサルトライフルのようにも扱えるし、バイポッドを展開して支援火器としても使える。しかし装弾数が少ないので注意。ブレンはBARとあんまり変わらない。少しアイアンサイトが使いづらいか。ルイスは結構バリバリ撃てるが、取り回しが悪いので注意。独軍は1番多彩で、どれを選ぶかで戦い方が全然違ってくる。MG34は設置して撃つことが前提のような機関銃で、こいつを選ぶならMG42の方がいいかもしれない。発射レート的には扱いやすいかもしれないが。FG42は元々猟兵用に作られた自動小銃で中途半端なアサルトライフルのような性能である。しかし接近戦での発射レートとセミオート時の精度は中々のものである。Cretaなどでは選択してもいいもしれない。Stg44はほぼアサルトライフルのような性能であり、威力、発射レート、精度全てにおいて扱いやすい。かなり強力な銃なので活躍も期待出来るが、枠を食っている以上活躍しないといけないという事でもある。まあでも空いてるなら積極的に選ぼう。

⑤火炎放射器兵(Flamethrower)
接近戦最強とも言える火炎放射器兵。こいつは燃えている燃料を敵にぶっかけるものなのでほぼ一撃で殺せる。射程もそこそこあり、窓に向かって噴射することで二階の敵を殺せたりもする。トーチカに突入する時にポイントマンの役割を果たせるなど、特に室内戦で強い。逆に開けた場所では只の的であるし、タンクを撃たれたら一発で丸焦げになる。爆発は周りも巻き込むので同伴するときは注意したい。逆に敵の火炎放射器兵のタンクを撃てば巻き込めたりも出来る。

⑥エンジニア(Engineer)

恐らく工兵であろう。こいつは米軍ではバズーカ、英軍ではPIAT、独軍ではパンツァーファウストかパンツァーシュレック、TNTを装備している。こいつは室内に撃ち込むことで中の敵を一掃できるので、狙撃兵が隠れているところなどに撃ち込んでやろう。弾道は真っ直ぐな方だが、微妙に落ち込むので要練習である。Dog Redなどのマップでは中央のコンクリートを破壊して突破口を開くという戦略が定石であり、その役目を果たせない工兵がいる米軍はまず勝てないので、慣れるまでは選ばない方がいい。

⑦マシンガンナー(Machinegunner)

機関銃手。米軍はブローニングM1919、英軍はヴィッカース重機関銃、独軍はMG42を装備している。こいつは設置して撃つとかなりの精度を誇り、こいつでの待ち伏せはかなり強い。上手い人ならこれ一丁で敵の足止めが出来る。開けた場所で設置して撃つとただの的になるので、敵が飛び出してくるような場所で待ち伏せするのがいい。マップによってまたどちらの陣営かで様々なポイントがあるので、うまい機関銃手を見つけたら動きを勉強しよう。逆にそのようなポイントに潜んでいる敵兵も多いので気を付けること。

⑧狙撃兵(Sniper)
スナイパー。使用武器は各国のボルトアクションライフルに照準器を付けたもの。独軍のみGew43も使える。安全なところから一方的にキル出来るためキルレートは上げやすいものの、拠点から離れているといざCapされた時に間に合わなかったりするし、やばいと思ったら狙撃ポイントを捨ててすぐCap切りに行かないといけない。その辺に落ちてるサブマシンガンを拾うのもいい。狙撃手の役目は芋ってキル稼ぎではなく、敵狙撃兵、敵機関銃手、敵の士官の排除、また狙撃兵が居るというプレッシャーを与えることで敵の進軍ルートを狭めることである。煙幕を焚かれたらおしまいではあるが、上手い狙撃手がいると相手にはすごくプレッシャーになり、大胆な立ち回りが心理的に難しくなる。自分も上手い敵狙撃手が居ると分かったら顔を出すのはすごく怖い。

まあこんな感じである。カジュアルなFPSと違って(これでも軍事シム系のFPSと比べたらかなりカジュアルな方であるが)シビアな戦いが楽しめるし、小銃主体のWW2の戦いが楽しめる。煙幕を焚いて全員で一斉に突撃したり、MG42の掃射音に怯えたり、ジェリコのラッパで死を覚悟するなんて経験は中々味わえない。40人でわいわい対戦すれば古き良きお祭り系WW2FPSの雰囲気が楽しめる。序盤は訳も分からず死ぬことが多いが、慣れてきてマップごとの動き方や敵兵が潜んでいそうな位置が分かってくると物凄く病みつきになる。さあ、君もクソの様な戦場でクソみたいに死んでみないか?

活躍できると楽しい。